PCB分析に関する検査分析(1ページ目)
PCBはPoly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル)の略称で、ポリ塩化ビフ
ェニル化合物の総称であり、その分子に保有する塩素の数やその位置の違いにより
200種類を超える異性体が存在し、中でも毒性が強いものはダイオキシン類として
総称されています。
特徴として、溶けにくく、沸点が高い、熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が
高いなど、化学的にも安定な性質を有することから、電気機器の絶縁油、熱交換器
の熱媒体、ノンカーボン紙など様々な用途で利用されました。
一方で、PCBを含んだPCB廃棄物は、難分解性で人の健康および生活環境に係る被
害を生ずるおそれがあることから、平成13年6月に「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の
適正な処理の推進に関する特別措置法」(以下「PCB特別措置法」という)にて特
別管理産業廃棄物として定められ、事業者が保管しているPCB廃棄物は、自ら処分
し、または、処分を他人に委託しなければならないことになっています。
弊社では、絶縁油、塗膜、ケーブル、シール材、ウエス、排水等のPCB汚染物の
PCB分析を取り扱うと同時に、提携する民間機関によるPCB廃棄物の運搬処分まで
手掛けております。